機能紹介
Beam Lakeは、興東電子社が製造するビームピストル・ビームライフル標的、およびDISAG社が製造するRedDot標的を互換サポートし、複数台の標的を集中管理できるソフトウェアシリーズです。 標的およびコンピュータ間をLAN接続することで、競技役員による遠隔での標的操作が可能となります。 おもに、ビームピストル・ビームライフル種目を実施するスポーツ射撃競技会や体験会等での使用を想定しています。 SIUS社が提供する射撃競技成績管理ソフトウェアSIUS Rankにも対応しているため、大規模な競技会をスムーズに運営することができます。
Beam Lakeを構成する4つのソフトウェア
Beam Lakeは、次の 4 つのソフトウェアから構成されており、お互いに通信することで、標的の集中管理を実現しています。
ソフト名 | 概要 |
---|---|
Lane | 射座に配置されるコンピュータにインストールし、競技中に選手が手元で自身の得点・着弾位置を確認するためのソフトウェアです。競技中に必要十分な情報を、コンピュータのモニタ画面いっぱいに表示します。 |
Control | 競技役員が、複数の標的装置を集中管理するためのソフトウェアです。任意の複数標的に対して、試射/本射の切替、種目の設定、選手名の設定、ゼロ点挿入など、様々な制御を行うことができます。得点データを集約して、成績管理ソフトウェア SIUS Rank に連携することで、得点集計を自動化することができます。 |
View | 観客に対して、選手のリアルタイムな射撃状況を伝えるためのソフトウェアです。最終の着弾位置や、銃を構えている時の軌跡(対応標的装置のみ)、現在の合計点を確認できます。会場内のサイネージモニタで本ソフトウェアの画面を表示することで、観客は選手の射撃状況を的確に把握することができます。 |
Broker | 上記 3 つのソフトウェア(Lane・Control・View)間の通信を仲介するために必要なサーバソフトです。Beam Lake の様々な魅力的な機能を使用するためには、すべてのソフトウェアを同一ネットワーク内で起動したうえで、Broker も同一ネットワーク上で起動する必要があります。実体は MQTT ブローカーであるため、汎用的な MQTT ブローカーツール・サービスで代替することもできます。 |
Beam Lakeで実現できること
Beam Lakeを使用することで、競技会運営の効率化・スペクテイターエクスペリエンスの向上を図ることができます。
選手にとって
- 自分がピストル/ライフルでどこを撃ったのか、手元のコンピュータで直感的に確認できます。
- 印刷可能なスコアレポートでは、自身の射撃結果を標的画像とともに確認することができます。